二人目不妊は苦しい

 

この週末に、不妊カウンセリング学会主催のカウンセリングセミナーへ行ってきました。

不妊というテーマに絞り、様々な角度からあるべきカウンセリングを学ぶことができる研修。

グループ実習やロールプレイもあるとのことで、カウンセラー未経験の私にはドキドキの2日間でした。

 

この研修でテーマの1つとして挙がったのが、「二人目不妊」。

「二人目不妊 - どう考える?」という題で、天の川レディースクリニックの不妊カウンセラー辻原科子先生より講義がありました。

私自身、2016年に1人目の子供を出産して、今は「二人目不妊」に当てはまる状態です。

兄弟・姉妹をつくってあげられたら、と願いながらも、一人授かっただけでも本当に奇跡なのだから、多くを望まずにこの子を大切に大切に育てていこう、と自分を納得させています。

なかなか妊娠できないことは残念ですが、第一子の不妊治療をしていた2年前と比べて、とても穏やかな気持ちでいます。

・・・という自分の気持ちを基に、二人目不妊は1人目不妊よりは気楽な悩みではないかと思っていたのですが、これは間違い。

実は二人目不妊で悩身を抱える人は非常に多く、第一子希望者とまるで変わらない葛藤に苦しむ姿も見受けられるというのが今回二人目不妊がテーマとして扱われた理由でした。

 

二人目不妊が多いのは、1人目と比べて年齢が高齢化することが一番の原因かと思われます。

患者さんの中には、1人目の時は自然妊娠だったという人も多く、2人目で初めて不妊治療を経験される場合は当然ながら大きなショックや不安がありますよね。

望んでも子供ができないということがこんなにつらかったなんて、と想像以上の辛さに驚く人が多いそうです。

育児が忙しく、治療になかなか集中できないことや、子連れで治療に行けない病院があることもストレスになるでしょう。

1人目の子供に当たってしまい、育児に支障が出るケースもあり、家族を守るためにもこの悩みをしっかりと理解する必要があります。

また、「子供は一人ではかわいそう」「兄弟がいたほうがいい」という固定観念に駆られて気乗りせずに治療している人や、1人目育児がうまくいかず、やり直すつもりで2人目妊娠を目指す人もいるとか。

こうした場合は、本当に二人目の子供が欲しいのか、家族にとって必要なのか、考え直す機会を与えなければなりません。

夫婦が同じ方向を向いているかどうかも確認が必要です。

不妊カウンセラーが果たすべき役割は大きいのです。

 

第15回出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所、2015年)によると、一人っ子の比率は2割弱。

結婚後5-9年の夫婦(=今後まだ子供が増えるかもしれない人たち)に限ると、3割弱。

ほぼ過半数を占める二人兄弟・姉妹が主流なのは間違いないのですが、一人っ子の割合が年々上がってきているのも事実。

2-3割もいるならば、マイノリティとは呼べません。

googleで「家族」の画像検索を行うと出てくるのは、4人以上の家族の写真がほとんどです。

男女の子供が一人ずついる家庭が幸せの象徴だったのはいつの時代だったのか。。。

 

子供には兄弟・姉妹が必要だ。

結婚したら子供はいた方がいい。

結婚はしたほうがいい。

こうした偏見が、人を苦しめています。

私たちの価値観も、現実に追いついていかなければいけませんね

望んでもなかなか子供ができない、という辛さを和らげることに加えて、パートナーや家族との関係や仕事・育児のバランスなどの問題への対応が求められる不妊カウンセラーの仕事は、想像以上に奥が深く、私自身の成長も求められているのだと感じました。

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