参考にすべき不妊治療専門医ブログ

不妊治療中の患者さんが活用している、不妊治療専門医のブログを紹介させて頂きます。

診察中、多忙な医師から丁寧な説明を受けるのはなかなか難しいですが、こうしたブログを通じて私たちの知りたいことを丁寧に説明して頂けるのはありがたい限りですね。

 

生殖医療専門医によるブログ

1. 松林秀彦先生(リプロダクションクリニック東京/大阪)

リプロダクションクリニック大阪の院長を務める、松林先生のブログ。

大学を卒業した1988年以降、約30年に渡り一貫して不妊症・不育症の診療・研究に携わってきた先生が、海外の論文などの最新情報を分かりやすく発信してくれています。

リプロダクションクリニックでは男性不妊の治療も行っているため、精子やTESEなど男性不妊に関する情報も多く掲載されています。

 

2. 両角和人先生(両角レディースクリニック)

東京・銀座にある両角レディースクリニックの両角院長のブログ。

患者さんからの良くある質問への回答が、高い頻度で掲載されています。

先生が留学していたハワイの情報も満載の、息抜きしながら読めるブログです。

 

3. 林篤史先生(山下レディースクリニック)

兵庫・三宮の山下レディースクリニックに勤める林先生のブログ。

不妊症、子宮筋腫や子宮内膜症など良性腫瘍性疾患が専門とのこと。

子宮筋腫やチョコレート嚢胞に関する投稿はもちろんのこと、ビタミン剤やピルの効果、新鮮胚vs凍結胚など多岐に渡るテーマで情報発信をしています。

 

4. Do Repro! 男性不妊応援ブログ(獨協医科大学リプロダクションセンター)

獨協医科大学リプロダクションセンターの医師による、男性不妊の情報発信を行うブログです。

精子の質や精索動脈瘤、男性機能障害、おたふくかぜの影響など、男性なら気になるテーマでの情報発信がたくさん。

男性不妊専門医によるブログはまだまだ数も少ないので、貴重な情報を得ることができます。

また、このブログの作者の一人である、獨協医科大学泌尿器科医の岡田弘先生の個人ブログでは、ここともまた異なる切り口から男性不妊に関する情報が発信されていますので、併せてどうぞ。

 

5. 小柳由利子先生(東京HARTクリニック)

Coelでも以前ご紹介させて頂いた、小柳先生のブログです。

病院選びにあたってのアドバイス」や「PGS(着床前スクリーニング)の本当の意義」、「低刺激?or高刺激?」、「妊娠率90%を超えるクリニック」の作り方など、私たちの知りたいテーマを1つ1つ丁寧に説明してくれています。

 

6. 妊活ノートby京野アートクリニック

京野アートクリニックが運営するブログで、医師のみならず不妊カウンセラーや看護師、漢方相談担当薬剤師の方による幅広いテーマでの投稿が行われています。

こちらも、男性不妊治療も行っているクリニックであるため、男性に関するトピックスも豊富です。

 

7. 幸町IVFクリニック 院長と培養士のIVFこぼれ話

院長及び培養士の方が執筆するブログで、こちらも分かりやすいトピックスを論文や写真つきで解説しています。

胚移植するなら分割期?胚胞期?」や「着床しやすい内膜とは?」など、体外受精中なら誰もが気になる疑問への回答をエビデンスと共に見つけることができます。

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不妊治療連絡カード、会社に渡せますか?

不妊治療連絡カードができました。

厚生労働省が、仕事と不妊治療の両立を支援するために「不妊治療連絡カード」なるものを作成しました。

 

このカードには、①不妊治療を行う人が増えてきていることや男女問わず原因となりうることなど不妊治療の概要、②目安となる治療スケジュール、そして③不妊治療を行うことを医師の署名つきで会社に申請する書類が含まれています。

 

②目安となる治療スケジュールに関する記載はとても具体的です。

たとえば生殖補助医療(体外受精・顕微授精)の場合は、月経周期ごとに

診察1回1-2時間程度の通院:4-10日 + 診察1回あたり半日~1日程度の通院:2日

が必要となると書いてあります。

卵胞チェックや血液検査、注射のための通院が4-10回、採卵が1回、移植が1回ですね。

前もって治療の予定を決めることは困難、ということも記載してくれています。

 

このスケジュールでの通院回数最大値として記載されている12回の半休を1か月の間にとるというのは極めて難しいことだと思います。

1か月間とって終わりなら良いですが、それが妊娠するまで毎月続く可能性がある

しかも、妊娠したらつわりで休むかもしれないし、9か月後には産休・育休に入る

不妊治療を行う人がよほど有能な社員か、もしくはよほど女性に優しい会社でない限り、こうした状況は歓迎されないでしょう。

 

隣に併記された男性の通院回数の目安を見ると、不公平感は増します。

月経周期ごとの通院回数の目安、

「0-1日」

と書いています。笑。たった1日!

本来であれば女性に付き添って通院すべきなので、同じようにmax12回の半休であるべきなんですけどね・・・

 

不妊治療は会社に申請する「病気」になっていく?

不妊治療を行うことを会社に申請する、というのは新しい取り組みです。

医師の署名付きで正式な診断書を提出することにより、職場の理解が進む可能性があります。

一方で、プライベートなトピックスである不妊をわざわざ会社に伝えたくないという方も多いでしょう。

提出することによって「不妊休暇」を堂々と取得できるようになるのであれば良いですが、そうしたサポート体制が整っている会社はまだまだ少ない現状です。

 

とはいえ、一部の比較的恵まれた職場環境にいらっしゃる方にとっては、この不妊治療連絡カードが治療を円滑に進める一助となることでしょう。

1か月に半休12回も取れない!という方の場合は、

・まず当然ながら自己注射を行わせてくれる病院(その代わり、自己注射の方が通常値段が高くなります・・・)

・完全予約制で、お昼休みにささっと卵胞チェックや注射に行ける、会社のそばの病院

・土日祝日診療を行っている病院

・早朝・深夜診療を行っている病院

を選び、出来る限り会社を休まずにやりくりしていくしかありません。

 

例えば、京野アートクリニック(品川)では平日朝7時半から診察を行っており、仕事の前に病院に寄れる方も多いのではないでしょうか。

また、1月に開業したばかりの杉山産婦人科(新宿)では平日朝8時から血液検査、8時半から診察を行っており、月・水・金は19時まで診察していますので、新宿近辺にオフィスがある人は帰りに寄りやすいですね。

 

とはいえ、こうしたやりくりにはストレスも疲労も溜まります。一緒に通院しない(であろう)パートナーの方々の役割が重要です。

女性をいかにねぎらい、リラックスさせるか、考えてみてください。

 

 

 

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妊活仲間募集中!(不妊患者仲間マッチングサービスを開始)

本日、妊活仲間マッチングサービス「コエル・コミュニティ」をCoelのサイト上でオープンしました。

このサービスでは、妊活・不妊治療を行う方が、通院先の病院名や居住地、年齢、治療内容などの情報を基に「妊活仲間」を検索し、友だちになることができます。

プレスリリース:日本初!同じ病院に通う妊活仲間を見つけるマッチング・サービスを開始。

リーフレット:不妊治療で苦しんでいるのはあなただけじゃない。あなたと妊活仲間をつなぐ日本初のマッチングサービスがオープン

 

これまで、セントマザー産婦人科医院様にご協力頂き、患者様にご紹介させて頂き試験的な運用を行っておりました。

数十名の方にご登録頂き、幾つもの友達関係が構築されて2か月に渡りやり取りが続いております。

治療や待ち時間の愚痴、先生の評判、新しい治療法に関する情報交換、医療費控除のやり方など様々な話題で皆さん盛り上がっています。

 

コエル・コミュニティは私自身の、不妊患者としての「欲しい!」を実現したサービスです。

3年前、私はフランスに住みながらロンドンのクリニックで不妊治療を行っていました。

一部の治療はフランスで行うことができたので、ロンドンへの通院回数はそこまで多くありませんでした。

よって、病院でも顔見知りのスタッフや患者さんができることはありませんでした。

そもそも周りは当然ながら外国人だらけ。

パートナーの男性や、子どもと一緒に通院している方がたくさんいらっしゃいました。

病院の待合室は比較的打ち解けた雰囲気ではありましたが、誰かと話すわけではなく、雑誌を読んで時間をつぶすだけ。。。苦しい待ち時間でした。

 

しかし、私にそのロンドンのクリニックを紹介してくれた友達は、体外受精のために毎日のように病院に通っていたら顔見知りの患者さんが出来て、お茶に行って情報交換したというのです!

これはイギリスのカルチャーなのか?とびっくり。

でも確かに同じような人と何度も会っているはずだし、同じ悩みを抱えている人も多いはず。

本当はとても良い話し相手になれるであろう「待合室の隣の人」と繋がるにはどうしたらよいんだろう・・・

そして、インターネット上で治療プロフィールに基づき仲間を検索する本サービスを思いついたのです。

 

日本の病院の待合室は、ロンドンとは比べ物にならないぐらいしーんとしています。

悲壮感すら漂っていて、とても隣の人に話しかけられるわけがない。

でも、隣の人は、本当はあなたと話したいと思っている人かもしれないのです。

ぜひ仲間を作って治療の楽しみを増やしていただけたらと思います。男性も、まだ通院先を決めていない人も、ぜひご参加ください!

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