不妊体験記

アイコン:おくぴ〜♪さん
掲載日:2017/04

Vol. 4

5回の採卵・移植を行うも着床せず。しかし、その後自然妊娠!

おくぴ〜♪さん

治療終了時年齢 治療終了時 40代前半 40代前半

5回の採卵・移植を行うも着床せず。しかし、その後自然妊娠!
おくぴ〜♪さんのケース
結果
自然妊娠・出産した
症状
なかなか自然に妊娠しない、タイミング指導を受けたい、体外・顕微授精を行いたい
治療法
不妊検査、タイミング法指導複数周期、人工授精1回、体外・顕微授精5回(採卵5回)
治療開始時年齢
30代後半
30代後半
治療期間
約2年

5回の採卵・移植を行うも着床せず。しかし、その後自然妊娠!

移植日。

D19、移植当日。採卵時と異なり、手術着には着替えずに私服のまま診察台へ。膣内を洗浄後、モニターを見ながら移植を行いました。スポイトで吸った胚が子宮内へ入る様子をしっかりと確認しました。

その後、ホルモン補充の注射と採血、薬、そして今後のスケジュールの説明を受けました。判定日はD30で、それまでの間あと3回病院へ通うことになりました。内診、採血、ホルモン補充の注射を続けました。

判定日。

判定日前にフライング検査(市販の妊娠検査薬を使っての事前検査)を行うかどうか。悩んだ結果、何もせずに病院で教えてもらうことにしました。駄目だと分かっていたら仕事の半休をとってまで病院へ行くのが虚しくなってしまいそうだったので。

判定が陰性だった場合のために何か楽しいことを考えようと思い、もしダメだったら大好きなお寿司を食べに行こうと夫と約束しました。

そして迎えた判定日。血液検査の結果、残念ながら陰性でした。看護師さん、続いて先生から説明を受けましたが、途中から頭がぼーっとして「無」になってしまいました。

なぜ今回駄目だったのか。移植後に複数回行った採血によるとホルモン値は良好で、内膜も厚く順調でしたが、妊娠に至りませんでした。先生は、卵の染色体異常とかの何らかの原因なんだろう、と言っていました。受け入れ態勢はバッチリだったけれど、卵の質が悪かったということか、と思いました。

薬の摂取はここで一旦終了です。リセットしたら病院で検査を受け、状態が良ければまたすぐに移植周期に入れるとのことでした。

涙が自然に出てきました。会計待ちの時も、帰りの電車でも。ずっとドキドキが止まらず、指も震えていました。自分が思っていたよりずっとショックを受けたのかもしれません。今まで、タイミング法や人工授精がダメだった時も落ち込んだけれど、最終手段(=体外受精)でダメとなると・・・。妊娠って本当に奇跡なんだな~と思いました。

でも、この日はいつも忙しくてあっという間に診察を終える先生が、ゆっくり時間をとって話してくれました。帰る時も、部屋を出るまで先生が見届けてくれました。早く治療を卒業したいな、その時は素直に泣いて喜んで、先生や看護師さんにお礼を言いたいな、と前向きな気持ちが湧いてきました。

帰宅した夫からは、「頑張ったね!二人でも楽しいよ!一緒に楽しく生きて行こう!」と明るく言われ、頭をポンポンと叩いて励ましてもらいました。これからも頑張るし!と思いつつ、彼の精一杯で励ましてくれているんだろうと嬉しくなりました。そして、後日、事前に決めていた通りお鮨屋さんでお疲れ様会を行いました。

その後、4回にわたる採卵と移植に挑戦。

2回目の移植では、前回凍結していた桑実胚を移植しました。前回同様、飲み薬や黄体補充の注射を受けて臨みましたが、結果は再び陰性。hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の値は0.5未満でした。前回同様に、「ホルモン値も内膜もとても良かったので、着床できなかったのはやはり卵の染色体に何らかの異常があったのだと思います。」と説明を受けました。

2015年に入り、タイミング法を混じえつつ、2回の採卵を行いました。結果は以下の通りでした。

5月:4個採卵→全て受精(体外2、顕微2)→1個凍結(胚盤胞・グレード4BC)

8月:6個採卵→5個受精(体外2、顕微3)→2個凍結(桑実胚・グレード2&3)

合計3個の受精卵を凍結し、まず10月に移植を行いました。今回はルティナスという膣錠も使い、慣れずに苦戦もしました。判定結果は陰性で、hCGは1.1だったとのこと。「今回は着床はしたと思われますが、その後成長がストップしてしまったようです。」と看護師さんから言われました。先生からは、移植時にアシステッドハッチングをして胚のグレードが下がったこと、着床して絨毛が内膜に根を生やしかけて途中で力尽きてしまったことなど、どのような状況だったのかを教えてもらいました。何か自分でできることはないか?と聞いたところ、骨盤の血流を良くすることと、葉酸のサプリを摂ること、その他はあまり気にしなくてよいという話がありました。

翌月に残りの2つの胚を移植しましたが、再び陰性判定。hCGは0.5以下でした。先生もとても残念そうでした。今後の治療方針を話し合い、再度採卵の準備を行い、12月に採卵を行いました。7個採卵でき、4個受精(顕微)、1個凍結(胚盤胞・グレード3CB)となりました。年が明けて、2月に移植を行いましたが結果は陰性。hCGは1.2。着床出血を疑うような症状が出たため、期待してしまった部分もありましたが、ダメでした。

4月に再度採卵を行い、6個採卵、3個受精(顕微)、しかしながらすべて成長が止まってしまい、凍結することができませんでした。精子の状態は問題なかったが、卵が強くなかったという説明を受けました。

涙が止まらなくなりました。移植のために何日も仕事を抜けてクリニックに通い、また会社に戻って残業する日々。大分無理をしました。先生はいつも丁寧で優しく、残念そうに思ってくれているのが伝わり、どうして私はダメだったんだろう?ここで授かりたかった、おめでとうって言ってもらいたかった、と思いました。

青天の霹靂。

5度目の採卵がダメだった後、タイミング法にトライしながら転院先を探し、実際に他院の初診も受けました。その数日後、D25で下がった基礎体温が再び少し上がり、なかなかリセットしなかったため、妊娠検査薬を使ってみました。すると、うっすらと、まさかの陽性判定が出たのです!2日おきに検査薬を使用してみると、少しずつその線は濃くなってきました。

徳岡先生のところへ行き診察を受けてみると、3.3mmの小さな胎嚢がモニターに映し出されました。血液検査の結果、hCGは900で、1.0前後だった今までとは桁違いです。「じゃ、また1週間ごとに見ていきましょう!嬉しいね!」と先生から言われ、報告に来てよかったと心から思いました。

5回の採卵、5回の移植を行いましたが、最終的には自然妊娠となりました。2年間の長い長い不妊治療がやっと終わりました。

ブログでの交流。

本格的に妊活にチャレンジすることを決めた2014年7月からブログを始めました。妊活を始めてわけもわからず不安でいっぱいだった時、治療中のブロガーさんのブログを食い入るように読み漁り、参考にさせて頂きました。これが自分がブログを始めるきっかけになり、不妊治療の記録を残していくことにしました。治療の詳細とともに、自分を飾らずに、その時々の素直な気持ちを記していきました。

治療中にはブログを見た他の患者さんからコメントを頂き、時には私の愚痴に対して励ましも頂きました。同僚の妊娠報告を受けた時、本当は喜びたいのにじんわり泣けてしまう辛さ。通院時間を作る難しさから退職を悩む葛藤。同じ経験をした仲間からの共感のコメントに支えられ、治療を乗り越えることができました。

不妊治療を乗り越え、母となった現在の気持ち。

妊娠というのは本当に奇跡だなと思います。不妊治療を続けてもなかなかできなかった私がまさかの自然妊娠だなんて。どんなに高度な医療を施してもうんともすんとも言わなかった体が、たくさんの奇跡を起こしてくれました。私が授かるのはこのタイミングと決まっていたのかな、、、。

治療をしていた2年間は苦しかったです。思うようにいかない焦り、このまま授からなかったら…という不安、両親に孫を抱かせてあげたいという思い。

身近な方の妊娠を心から喜べない自分に嫌悪するなど、自分にこんな感情もあったのかと知らされました。

何故もっと早く…と後悔する日もありましたが、現状に向き合いやれることは全力でやりました。もし授からなかったとしても、主人と二人支え合って楽しく生きて行けただろうと思います。

今、息子を授かって日々のお世話にてんやわんやで大変なことも多いですが、何もかも新鮮で楽しい毎日です。腕の中で眠ったりおっぱいを吸っている息子を見ると本当にかわいくて。こんなに愛しい存在があるのか!という感じです^_^

笑うようになったり声をあげるようになったり、昨日できなかったことが今日はできるように。日々の成長を嬉しく思いますが、もう新生児期のふにゃふにゃした頃には戻らないんだなと思うと少し寂しかったり。。。

また妊娠して胎動を感じたいな〜〜…なんて思うことも^_^

私も母親1年目。日々一緒に成長し大切に育てていきたいと思います。

おくぴ~♪さんのブログ

おくぴ~♪のはじめてマタニティ(不妊治療終了後は妊娠・出産・育児の様子を綴っています)

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